プロンプトの書き方の本を3冊買って、それでも翌朝の投稿が他人事みたいに読める夜。
「もっといい指示文があるはず」と思って深掘りすればするほど、自分の声が遠ざかっていく感覚。
そんな経験のある経営者に向けて、この記事を書きます。
プロンプトは、テクニックを増やすほど良くなるものではありません。 「自分の口調が決まっているか」がいちばんの土台で、それが決まれば指示文は1〜2行で足ります。 この記事では、プリセットで十分な人と自作した方が早い人の境目、そしてPLATONに「自分の声」を渡す最短ルートを解説します。
プロンプトの本を読んでも投稿が良くならない夜に
プロンプト関連の情報を集め始めると、最初に出てくるのは「役割を与えなさい」「制約を書きなさい」「具体例を入れなさい」といったテクニックです。 どれも間違いではないのですが、これらをいくら積み上げても、出てくる投稿が「自分らしい」とは限らない。 理由はシンプルで、テクニックは「AIの精度」を上げるための話で、「あなたの声」を出すための話ではないからです。
プロンプトを書くときに本当に決めるべきことは2つだけ。 「誰に届けるか(ペルソナ)」と「どんな口調で話すか(自分の声)」です。 この2つがふんわりしていると、どれだけ高度なプロンプトを書いても、出てくる投稿は「それっぽいけど誰の心も動かさない」温度に落ちます。
逆に言えば、この2つさえ握れていれば、プロンプトは「役割・制約・口癖」の3点を1〜2行に書くだけで通ります。 ここから先、その判断をどう自分の中で済ませるかを話していきます。
【画像スタイル】選べる5つの世界観
PLATONには、どんなSNS投稿にも対応できる5つの画像スタイルが用意されています。 ボタンを押すと、それぞれこんな仕上がりになります。
📸 フォトリアル
まるでプロのカメラマンが撮影したような、リアルで美しい写真調。
🎨 アニメイラスト
高品質な日本のアニメスタイル。繊細な線と鮮やかな色彩が特徴。
🎞️ モノクロ・フィルム
落ち着いた雰囲気の白黒写真。おしゃれで時代を超えた魅力を演出。
🎬 シネマティック
映画のワンシーンのようなドラマチックなライティングと空気感。
🧸 温かい絵本風イラスト
色鉛筆や水彩画のような、手書きの温かみがある優しいタッチ。
【文章の口調】選べる6つのキャラクター
画像だけでなく、文章の「語り口」も選べます。 あなたの発信したいイメージに合わせて、ぴったりのキャラクターを選んでください。
論理的・コンサルタント
結論から話す、説得力のある知的な文章。ビジネス系やノウハウ発信に最適。
共感・エッセイスト
読者の心に寄り添う、優しく温かいエッセイ風。日常の気付きや想いを伝えるのに。
ハイテンション・インフルエンサー
元気で親しみやすいスタイル。ファンとの距離を縮めるならこれ。
毒舌・辛口批評家
本質をズバッと切る、鋭くて刺激的な語り口。ありきたりな意見に一石を投じたい時に。
プロフェッショナル・専門家
信頼感のある丁寧な言葉遣いで、詳しく分かりやすく解説。信頼性を高めたいアカウントに。
哲学者プラトン
対話形式で深く考えさせる、知的で格調高いスタイル。深いテーマや哲学的な話題に。
プリセットで十分な人と、自作した方が早い人の境目
上の画像スタイル5種・口調6種のプリセットは、「毎回プロンプトを書くのが面倒な人のための設計」です。 これをそのまま使うのが正解な人と、自作プロンプトに切り替えた方が早い人がいます。境目は1つだけで、「自分の口調がもう固まっているかどうか」です。
💡 プリセット派 / 自作派 セルフ診断(3 yes/no)
- ① ふだんお客様に話しかけるときの「語尾」が、自分の中で固定されている(例:「〜だよね」「〜してみてください」)
- ② 過去の投稿を3本並べたとき、似た言い回しや言葉選びの「クセ」がはっきり見える
- ③ ペルソナが1人決まっている、または既存顧客の1人を頭の中で浮かべられる
3つ全部 yes = 自作プロンプトに移ると投稿の温度が一気に安定します。 1つ以下 yes = プリセットで回しつつ、まずペルソナを固める方が先。
自作派に移る前にやるべきことが1つあります。それはペルソナの言語化。誰に向けるかが決まる前にプロンプトを書いても、口調だけが浮いた投稿になりがちです。
→ 「誰に届けるか」で成果が変わる:ターゲット設定の基本自分の口調が決まっている人ほど、3項目だけ書けば伝わる(役割・制約・口癖)
自作プロンプトに移るとき、最初に覚えるテンプレは「役割」「制約」「口癖」の3点だけです。 この3点を1〜2行に圧縮できれば、PLATONは「自分の代わりに書いた」と読めるレベルの草稿を返してくれます。
1. 役割(誰になりきって書くか)
自分の職業+立ち位置を1行で。「あなたは ◯◯ の専門家です」が基本形。 例:「あなたは10年目のヘアスタイリストで、30代女性の朝の支度を時短することに特化した提案を続けてきた人物です」
2. 制約(守ってほしいルール)
専門用語を使うか、絵文字の量、文末の指定など。3つ以内に絞るのが読みやすさの目安。 例:「専門用語は最小限/絵文字は1投稿に1〜2個まで/文末は『〜してみてください』を基本に」
3. 口癖(自分らしい言い回し)
ふだん自分が口頭で使っている語尾・接続詞を1〜2個。これが入るとAI臭が一気に消えます。 例:「『正直に言うと』『〜なんですよね』を自然に挟む」
この3点を、PLATONのプロンプト入力欄に1〜2行で貼り付ければ、プリセットでは出ない「自分の声」での生成が回り始めます。 書き方の細かい変奏はあれども、最低限この3点が入っていることが土台です。
PLATONの「画風」「口調」「カスタム指示」がどう連動しているか
PLATONの画面で実際にプロンプトに関わるのは、画風(画像のテイスト)/口調(文章のトーン)/カスタム指示の3つです。 この3つは独立に効くのではなく、連動して投稿全体の世界観を作ります。
画風と口調は前述のプリセットから選べる仕様。カスタム指示の欄に、先ほどの「役割・制約・口癖」を入れると、その内容が画像生成と文章生成の両方に反映されます。 たとえば「専門用語は使わない」と書いておくと、画像に出てくる文字や雰囲気もそれに合わせて整っていきます。
画像と文章を別々のプロンプトでチューニングすると、世界観がチグハグになって読者の集中を切ってしまいます。 カスタム指示は1つに統一して、画風・口調の選択と矛盾しないように合わせるのが、いちばん安定する設計です。
→ 画像生成・クリエイティブ設計のコツ(SNS投稿モード/文章生成モード/IDEAモードの使い分け)口調の指定で「文末を『〜でござる』にしてください」のような奇抜な指示を入れると、たしかにAI臭は消えますが、 ブランドの世界観まで一緒に壊れます。あくまで「自分が普段使っている語尾」をなぞる範囲に留めるのが、長く運用するための安全策です。
AI臭の正体は「自分の体験が1段落も入っていないこと」
プロンプトを丁寧に書いても、出てきた投稿に「AIが書いた感」が残ることがあります。 この違和感の正体は、表現のレベルではなく「自分の現場の温度が1段落も入っていないこと」です。
生成された下書きに、今日のお客様の一言、自分の現場での実体験、5分前に気づいたことのどれか1つを、1段落だけ差し込みます。 この1段落があるかないかで、フォロワーから見たときの「この人にしか書けない投稿か」が決まります。
プロンプトでAIに「自分らしさ」を完全に再現させようとすると、コストも時間も無限にかかります。 AIに任せるのは下書きの8〜9割の骨格まで。最後の1段落だけは自分の手で書く、という分業設計が、いちばん持続します。
加えて、PLATONはクレジット制で生成のたびに消費が発生します。1回の生成で失敗が出ても、立て直しの試行錯誤がしやすい価格帯なので、 「完璧なプロンプトを1発で書こう」と気負わずに、3〜4回試して自分のテンプレを育てていくのが現実的です。
→ クレジット消費の仕組み(標準モード15/高画質モード40)翌朝の投稿が"自分の声"に聞こえる夜まで
プロンプトを磨くことのゴールは、AIに完璧な仕事をさせることではなく、翌朝SNSを開いたときに「自分が書いた感じ」がする投稿になっていること。 そのために必要なのは、テクニックの量ではなく、ペルソナの解像度と、口調の3点(役割・制約・口癖)と、最後の1段落の現場感だけです。
次にPLATONを開く夜は、プリセットで1本/自作プロンプトで1本を並べて生成してみてください。 その差を読み比べることで、自分が「プリセットで足りる派」か「自作に移った方が早い派」か、はっきり分かります。 どちらが正解という話ではなく、自分の状態に合った方を選ぶだけで投稿の温度は安定します。
業種が違うと「役割」の書き方や「口癖」の例も変わります。自分に近い実践事例を読むと、テンプレに具体性が乗ります。